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科目名 知的財産情報検索分析特論【MR】 
科目名(英字) Advanced Study of Information for Intellectual Property 
ナンバリング MPCB23 
年次 1年次 
単位数
期間 後期 
担当者

三浦 武範(ミウラ タケノリ)

杉山 典正(スギヤマ ノリマサ)

野崎 篤志(ノザキ アツシ)

茂木 祐輔(モギ ユウスケ)

伊藤 宏幸(イトウ ヒロユキ)




授業のねら
い・概要
特許その他の知的財産情報データベースを用いて、国内外の知的財産情報の調査に関する実践的な演習を実施する。企業や弁理士事務所での業務において求められる、さまざまな知財関連調査などを行えるようになることを目指す。 
授業計画
テーマ 内容・方法等 予習/復習
第1回 商標調査(全体像・文字商標の調査①)  ・商標出願前調査の全体像
・商標検索の基礎
・商品役務名検索の基礎
について学ぶ。 
復習および講義で紹介した文献等の参照が必要。(4時間) 
第2回 商標調査(文字商標の調査②)  ・商品役務名検索の応用
・商標×商品役務の検索(基礎)
について学ぶ。 
テーマについて下調べをしておくこと。(2時間)
復習および講義で紹介した文献等の参照が必要。(2時間) 
第3回 商標調査(文字商標の調査③)  ・商標×商品役務の検索(応用)
・検索結果の考察
・検索後の対応
について学ぶ。 
テーマについて下調べをしておくこと。(2時間)
復習および講義で紹介した文献等の参照が必要。(2時間) 
第4回 商標調査(図形商標の調査)  ・図形等分類の調査
・図形等分類と類似群コードの掛け合わせ検索
について学ぶ。 
テーマについて下調べをしておくこと。(2時間)
復習および講義で紹介した文献等の参照が必要。(2時間) 
第5回 ガイダンス、調査分析に関する講義
(意匠検索の基礎) 
講義内容の概説、講義の進め方や受講心得について説明し、調査・分析に関する講義を行う。  テーマについて下調べをしておくこと。(2時間)
復習および講義で紹介した文献等の参照が必要。(2時間) 
第6回 意匠調査の実践  意匠公報の検索を中心に、「意匠分類」による検索の留意点について、演習を通じて学ぶ。  テーマについて下調べをしておくこと。(2時間)
復習および講義で紹介した文献等の参照が必要。(2時間) 
第7回 商標の最終課題発表  商標調査で学んだことを活かして、事前に提示した最終課題について学生が発表し、教員が解説を行う。  テーマについて下調べをしておくこと。(2時間)
復習および講義で紹介した文献等の参照が必要。(2時間) 
第8回 意匠調査(インターネット・建築物・内装・画像の意匠等)  インターネットに掲載された「意匠」、建築物・内装・画像の意匠における調査の方法・留意点等について、演習を通じて学ぶ。  テーマについて下調べをしておくこと。(2時間)
復習および講義で紹介した文献等の参照が必要。(2時間) 
第9回 意匠調査(外国庁の意匠検索)  欧州、中国など、主要国の意匠公報検索について、演習を通じて学ぶ。  テーマについて下調べをしておくこと。(3時間)
復習および講義で紹介した文献等の参照が必要。(3時間) 
第10回 IPランドスケープの概要  IPランドスケープについて何か、その概要について事例を交えて解説する。  テーマについて下調べをしておくこと。(2時間)
復習および講義で紹介した文献等の参照が必要。(2時間) 
第11回 IPランドスケープのスキーム  IPランドスケープにおいて、必要になる情報とその取得方法、企業の経営に役立てるための情報とは何かについて学ぶ。  テーマについて下調べをしておくこと。(2時間)
復習および講義で紹介した文献等の参照が必要。(2時間) 
第12回 IPランドスケープと知財情報分析  IPランドスケープのための、調査・分析アプローチについて学び、調査対象の選定、目的に沿った可視化手法など、必要とされる知識について知る。  テーマについて下調べをしておくこと。(2時間)
復習および講義で紹介した文献等の参照が必要。(2時間) 
第13回 IPランドスケープ活用事例  IPランドスケープ活用の事例を紹介し、その取り組みの内容を具体的に見る。IPランドスケープとは何かを俯瞰的に捉える視点を身につける。  テーマについて下調べをしておくこと。(2時間)
復習および講義で紹介した文献等の参照が必要。(2時間) 
第14回 IPランドスケープの実践  演習形式でIPランドスケープ構築を進め、作業を通してその役割を考える。  テーマについて下調べをしておくこと。(2時間)
復習および講義で紹介した文献等の参照が必要。(2時間) 
第15回 意匠の最終課題発表  意匠調査で学んだことを活かして、事前に提示した最終課題について学生が発表し、教員が解説を行う。  テーマについて下調べをしておくこと。(2時間)
復習および講義で紹介した文献等の参照が必要。(3時間) 
到達目標
(1)知的財産に関するデータベースの活用方法について理解し、目的に応じた調査・考察・報告ができる。
(2)自身の調査テーマに基づいて、適切なツールの選定、検索漏れを最小限とした検索式の構築ができる。
(3)調査結果に応じて、第三者にも理解しやすい可視化と報告事項の作成ができる。
(4)IPランドスケープについて十分に理解し、実務において応用的に展開できる知識を身につけている。 
評価方法
(1)を評価において60点の配点として、最低限の到達ラインとする。その他(2)~(4)を40点の配点とし、総合で100点満点の評価を行う。
なお、評価においては、毎回課される課題・演習の成果物を利用する。また「意匠・商標パート」「パテントマップパート」で課されるレポートを高めのウェイトで採点し、合算して総合評価とする。 
成績評価
基準
A:到達目標項目について、全てを総合して平均90%以上の達成度で実施できている。
B:到達目標項目について、全てを総合して平均80%以上90%未満の達成度で実施できている。
C:到達目標項目について、全てを総合して平均70%以上80%未満の達成度で実施できている。
D:到達目標項目についてミニマム・リクワイアメントを充たし、全てを総合して平均60%以上70%未満の達成度で実施できている。
F:上記以外 
教科書
参考書
書名 著者名 出版社名
1. 正しい意思決定のための「分析」の基礎技術  グロービス  PHPビジネス新書 
2. 知的財産戦略  丸島 儀一  ダイヤモンド社 
3. 特許情報調査と検索テクニック入門  野崎篤志  発明推進協会 
受講心得
本講義は録画形式メディア授業【MR】対応科目です。
オンラインデータベースの利用に適したノートPCまたはタブレットを持参すること。
参考文献やウェブ上のリソースについては講義中に適宜紹介する。課題や演習で理解が不十分な箇所については授業内で補足・解説を行う。 
オフィス
アワー
水曜5限(三浦研究室・1号館10階)
木曜2,4限(杉山研究室・1号館10階)
木曜2限(茂木研究室・1号館9階)
水曜5限(榎本研究室・1号館9階) 
実践的教育
【実践的教育】特許その他産業財産権の審査審判実務・調査実務経験者等により、実践的な調査および分析の演習を行う。