シラバス参照

科目名 情報技術要論【MR】 
科目名(英字) Basic Study of Information Technology 
ナンバリング MPCB26 
年次 1年次 
単位数
期間 前期 
担当者

村川 一雄(ムラカワ カズオ)




授業のねら
い・概要
 近年、人や機械のみならず、“もの”や“こと”などあらゆるものがインターネットに接続されビッグデータが流通するIoT時代に突入している。あわせて先進国や新興国の企業との厳しい競争に対応するため、企業ではIoT技術を活用することで業務の効率化や生産性の向上を図ることが急務となっている。IoT技術ではさまざまな情報を取り扱う製品やサービスが出現することが予想され、知的財産担当者としても情報技術(データ、コンピュータ、ハードウェア、ソフトウェア、データベース、ネットワーク、システムなど)に習熟することが不可欠となっている。

 本講義では、IoT技術の基礎となる情報技術に対する素養を涵養することを狙い、あわせて、弁理士2次試験の一部免除(選択科目)が可能となる応用情報技術者の資格取得に資する基礎知識を得ることを目指している。このため、本講義では、文系学生が苦手と想定されるテクノロジー分野に特化した講義を図ることとしてる。このため、経営戦略や情報戦略などのストラテジー分野やマネージメント分野については、自らの努力で習熟することを期待する。なお、本科目の技術内容の理解促進のため、前期に併設されている技術系科目である電気電子要論の受講を強く推奨する。また、講義では座学のみならず、実際の試験問題への取組みも行うことで、理論とその応用についても理解を深めることを狙う。 
授業計画
テーマ 内容・方法等 予習/復習
第1回 ガイダンス(コンピュータサイエンスの基礎(1)を含む)   本講義の狙いや目的、取得すべきスキル、講義での課題や評価方法などについて紹介する。 あわせて、情報技術の基礎であるコンピュータサイエンスの基礎である情報の表現や論理集合などについて理解し、その重要なポイントを理解できる。  配布資料を読み関連の事前調査を行う。また、事後に追加調査を行う。このため、講義の前後に4.5時間以上、予習復習すること。 
第2回 コンピュータサイエンスの基礎(2)   情報技術の基礎として、プログラムの基礎理論や数理応用などについて理解し、その重要なポイントを説明できる。あわせて、簡単な問題について解答することができる。  配布資料を読み関連の事前調査を行う。また、事後に追加調査を行う。このため、講義の前後に4.5時間以上、予習復習すること。 
第3回 データ構造とアルゴリズムの基礎(1)  プログラムで重要となるデータ構造(リスト構造や木構造、グラフなど)について理解し、その重要なポイントについて説明できる。あわせて、簡単な問題について解答することができる。  配布資料を読み関連の事前調査を行う。また、事後に追加調査を行う。このため、講義の前後に4.5時間以上、予習復習すること。 
第4回 データ構造とアルゴリズムの基礎(2)  情報の探索アルゴリズム(線形探索や2分探索、各種ソート手法など)について理解し、その重要なポイントについて説明できる。あわせて、簡単な問題について解答することができる。  配布資料を読み関連の事前調査を行う。また、事後に追加調査を行う。このため、講義の前後に4.5時間以上、予習復習すること。 
第5回 ハードウェアの基礎(1)  情報技術の基礎の一つであるハードウェアについて、機械語やプロセッサー、メモリについて理解し、その重要なポイントについて説明できる。あわせて、簡単な問題について解答できる。  配布資料を読み関連の事前調査を行う。また、事後に追加調査を行う。このため、講義の前後に4.5時間以上、予習復習すること。 
第6回 ハードウェアの基礎(2)  情報技術の基礎の一つであるハードウェアについて、メモリの高速化や入出力、組込みシステムなどについて理解し、その重要なポイントについて説明できる。あわせて、簡単な問題について解答できる。  配布資料を読み関連の事前調査を行う。また、事後に追加調査を行う。このため、講義の前後に4.5時間以上、予習復習すること。 
第7回 ソフトウェアの基礎(1)  情報技術の基礎の一つであるソフトウェアについて、OS(オペレーティングシステム)やプロセスの制御について理解し、その重要なポイントについて説明できる。あわせて、簡単な問題について解答できる。  配布資料を読み関連の事前調査を行う。また、事後に追加調査を行う。このため、講義の前後に4.5時間以上、予習復習すること。 
第8回 ソフトウェアの基礎(2)(確認演習)  情報技術の基礎の一つであるソフトウェアについて、割り込み制御やメモリー管理、プログラム実行制御について理解し、その重要なポイントについて説明できる。あわせて、確認のため、試験ではない中間の確認演習を行う。  配布資料を読み関連の事前調査を行う。また、事後に追加調査を行う。このため、講義の前後に4.5時間以上、予習復習すること。 
第9回 システム構成の基礎(1)  情報技術の基礎の一つであるシステム構成技術ついて、システム構成や性能評価、システムの信頼性などについて理解し、その重要なポイントについて説明できる。あわせて、簡単な問題について解答できる。  配布資料を読み関連の事前調査を行う。また、事後に追加調査を行う。このため、講義の前後に4.5時間以上、予習復習すること。 
第10回 データベースの基礎(1)  情報技術の基礎の一つであるデータベースついて、データベースの設計やリレーショナルデータベース、SQLなどについて理解し、その重要なポイントについて説明できる。あわせて、簡単な問題について解答できる。  配布資料を読み関連の事前調査を行う。また、事後に追加調査を行う。このため、講義の前後に4.5時間以上、予習復習すること。 
第11回 データベースの基礎(2)  情報技術の基礎の一つであるデータベースついて、データベースのアクセスや要求管理(トランザクション管理)、データベースの運用などについて理解し、その重要なポイントについて説明することができる。あわせて、簡単な問題について解答できる。  配布資料を読み関連の事前調査を行う。また、事後に追加調査を行う。このため、講義の前後に4.15時間以上、予習復習すること。 
第12回 ネットワークの基礎(1)  情報技術の基礎の一つであるネットワーク(情報通信網)ついて、通信規格とプロトコルやその階層構造であるOSI(オープンシステムインターコネクション)、 TCP/IPなどについて理解し、その重要なポイントについて説明できる。あわせて、簡単な問題について解答できる。  配布資料を読み関連の事前調査を行う。また、事後に追加調査を行う。このため、講義の前後に4.5時間以上、予習復習すること。 
第13回 セキュリティの基礎(1)  情報技術の基礎の一つであるセキュリティについて、暗号技術や認証技術、公開鍵技術、情報セキュリティマネージメント(情報セキュリティやポリシー、リスク分析や対応、ファイヤーウォールなどの対策)などについて理解し、その重要なポイントについて説明することができる。あわせて、簡単な問題について解答できる。  配布資料を読み関連の事前調査を行う。また、事後に追加調査を行う。このため、講義の前後に4.5時間以上、予習復習すること。 
第14回 システム開発の基礎(1)  情報技術の基礎の一つであるシステムについて、システム開発とその要件定義・設計などについて理解し、その重要なポイントについて説明できる。あわせて、簡単な問題について解答できる。  配布資料を読み関連の事前調査を行う。また、事後に追加調査を行う。このため、講義の前後に4.5時間以上、予習復習すること。 
第15回 システム開発の基礎(2)(最終確認演習)  情報技術の基礎の一つであるシステムについて、プログラミングとそのテスト、レビューと品質、開発手法などについて理解し、その重要なポイントについて説明できる。あわせて、最終確認のための演習を行う。  配布資料を読み関連の事前調査を行う。また、事後に追加調査を行う。このため、講義の前後に4.5時間以上、予習復習すること。 
到達目標
以下、必要最低限の項目を達成すること。
(1)コンピュータサイエンスの基礎を理解し、説明できる。
(2)データ構造やプログラムの基礎について理解し、その課題について説明できる。
(3)ハードウェアやソフトウェアの基礎について理解し、説明できる。
(4)システムやデータベース、ネットワークの基礎を理解し、説明できる。
(5)セキュリティとシステム開発の基礎を理解し、説明できる。 
評価方法
講義への参加姿勢や貢献度を踏まえ、平常点15%、演習85%の割合で総合的に評価する。演習結果について、翌週もしくは最終回までにフィードバックを図り、理解を促進する。 
成績評価
基準
到達目標(1)~(5)を達成できていない場合には、本単位を取得できない(欠格条件)。
平常点(授業中の発言を含む)、演習での内容を総合して評価する。
総合点 90~100 評価「A」:
総合点 80~89 評価「B」:
総合点 70~79 評価「C」:
総合点 60~69 評価「D」
総合点 0~59 評価「F」
(注)評価の結果は、「A」~「D」を合格、「F」を不合格とする。なお、到達目標(1)~(5)について必要最低限を理解し、演習における発表や質疑応答を踏まえ成績評価を総合的に判断する。 
教科書
書名 著者名 出版社名
1. プリント(情報技術要論)     
参考書
書名 著者名 出版社名
1. 2020年度応用情報技術者シラバスVer6.0対応  TAC出版  TAC出版 
受講心得
講義では情報技術の基礎と最新の動向を紹介し、座学と演習を通して理解の促進に取り組むことから、積極的に講義に参加すること。文系学生としても情報技術のイロハを理解して、実社会に出るとが肝要である。

なお、事前に与える課題について調査し、発表資料を準備すること。講義での発表・討論結果を基にさらに追加調査し、発表資料を見直すこと。 
オフィス
アワー
講義は、前期の毎週火曜日の6限目とする。なお、質問や相談などは適宜、メールでの対応のほか、水曜日~金曜日の五限目、研究室での個別対応可能である。 
実践的教育
【実践的教育】企業勤務経験の教員が、企業における情報技術の重要性とその効果を踏まえ、網羅的かつ分かりやすく講義を行う。