シラバス参照

科目名 情報と知的財産(後半)【MR】 
科目名(英字) Information and Intellectual Property 
ナンバリング MPCB25 
年次 2年次 
単位数
期間 後期(後半) 
担当者

杉浦 淳(スギウラ ジュン)




授業のねら
い・概要
社会経済におけるインターネットやAIなどの情報技術の重要性が高まるにつれ、知的財産と情報技術及びデータとの関連についても新しい法的論点が出現している。
例えば、①コンピュータソフトウエア関連発明、IoT関連発明、AI関連発明などの特許性の問題、②不正競争防止法で新設された限定提供データの保護制度の運用、③経済産業省による「AI・データ契約ガイドライン」に代表されるような情報技術に関連した契約上の問題などが挙げられる。、
本講義では、知的財産と情報技術及びデータに関してとられる、これらの法的措置について、背景となる情報技術の進展を踏まえて、その全体像を解説する。 
授業計画
テーマ 内容・方法等 予習/復習
第1回 情報と知的財産の現代的諸課題  ・講義ガイダンス
・情報技術の進展がもたらす社会の変化と新たな法的論点の出現。
・特許法、著作権法、不正競争防止法による対応と限界。
・AI活用におけるデータ分析に伴うプライバシー処理の諸課題。
  
当日配布の教科書の内容を授業後に再確認し、要点をまとめておくこと。
教科書の次回分の内容を一読しておくこと。講義の要点を自己で再確認する。
予習・復習2時間、復習課題2時間の学習を行うこと。 
第2回 情報技術と特許保護の対象  社会に影響を与える情報技術
・エッジコンピューティングとクラウドコンピューティング
・ブロックチェーンとフィンテック
・IoT関連技術の俯瞰図とAI関連技術の概要 
教科書の内容を授業後に再確認し、要点をまとめておくこと。
教科書の次回分の内容を一読しておくこと。講義の要点を自己で再確認する。
予習・復習2時間、復習課題2時間の学習を行うこと。 
第3回 コンピュータソフトウエアを利用するものの特許要件  コンピュータソフトウエアを利用するものの特許要件の基本
・データ、学習済みモデルの発明該当性
・新規性の判断に係るサブコンビネーションの発明の認定など 
教科書の内容を授業後に再確認し、要点をまとめておくこと。
教科書の次回分の内容を一読しておくこと。講義の要点を自己で再確認する。
予習・復習2時間、復習課題2時間の学習を行うこと。 
第4回 IoT関連技術の特許取得  IoT関連技術等についての発明該当性、新規性、進歩性についての事例紹介  教科書の内容を授業後に再確認し、要点をまとめておくこと。
教科書の次回分の内容を一読しておくこと。
予習・復習2時間、復習課題2時間の学習を行うこと。 
第5回 AI関連技術、その他情報関連技術の特許取得  AI関連技術に関する、記載要件及び進歩性についての事例紹介  教科書の内容を授業後に再確認し、要点をまとめておくこと。
教科書の次回分の内容を一読しておくこと。
予習・復習2時間、復習課題2時間の学習を行うこと。 
第6回 不正競争防止法における 情報とデータの保護について(1)  ・不正競争防止法の基礎と現状ついて
・営業秘密及び限定定提供データによるデータ保護の要件と限界
    
教科書の内容を授業後に再確認し、要点をまとめておくこと。
教科書の次回分の内容を一読しておくこと。
予習・復習2時間、復習課題2時間の学習を行うこと。 
第7回 不正競争防止法における 情報とデータの保護について(2)   ガイドラインの適用について、事例を用いての情報・データの保護をガイドラインの適用を基礎に説明する。  教科書の内容を授業後に再確認し、要点をまとめておくこと。
教科書の次回分の内容を一読しておくこと。
予習・復習2時間、復習課題2時間の学習を行うこと。 
第8回 契約に基づくデータ保護とデータ契約ガイドラインの活用について  ・データ扱いの現代的課題と展望 
・個人情報保護法・諸外国の対応
・データ契約ガイドライン IOT編、AI編の説明 
教科書の内容を授業後に再確認し、要点をまとめておくこと。
復習1時間、レポート3時間 
到達目標
(1)情報と知的財産に関する諸課題及び各種の法的措置について説明できる(ミニマム・リクアイアメント)。
(2)情報技術に関するコンピュータソフトウエアを利用するものの特許要件について、IoT及びA関連事例に基づいて説明を行える

(3)データの利用に関して、不正競争防止法及びデータ契約ガイドラインを活用できる。 
評価方法
復習課題10%、期末レポート90% 
成績評価
基準
到達目標(1)は、必ず修得すべき内容である。これらを修得していない場合には、不合格とする。
 具体的な評価基準は次のとおり。%の数値は、到達目標の達成度を上記評価方法により評価した結果である。
A:到達目標(1)を達成した上、到達目標(2)~(3)をも総合して到達目標の90%以上を達成できている。
B:到達目標(1)を達成した上、到達目標(2)~(3)をも総合して到達目標の80%以上90%未満を達成できている。
C:到達目標(1)を達成した上、到達目標(2)~(3)をも総合して到達目標の70%以上80%未満を達成できている。
D:到達目標(1)を達成した上、到達目標(2)~(3)をも総合して到達目標の60%以上70%未満を達成できている。
F;上記以外 
教科書
書名 著者名 出版社名
1. 教官が作成した専用テキストを事前配布する     
参考書
受講心得
●本科目はメディア授業対応です。
●必要な事項は事前配布するテキストに詳細に記載してあるので、テキストの次回講義部分を事前に一読することで予習とし、授業後に難しいと感じた事項を熟読することで復習とすること。また、理解が困難な事項や不明な点は、積極的に質問すること。
●質問のあった事項や講義における質疑の中で理解が不十分であると考えらる事項については、次回の講義でフィードバックするので各自の理解度を確認すること。 
オフィス
アワー
金曜日5限を原則として研究室(1号館9F)で対応する。講義・ゼミ等の時間を除き、必要に応じて、平日の13:00~18:00の時間帯にも対応する。 
実践的教育
【実践的教育】行政政策において知財分野に関する実務経験のある教員が、AIやIOT等の情報技術の知的財産に関わる最新の課題について、社会で採られている最新の対応策の修得を踏まえて、事例の検討を通じて現実的な解を提示できる能力を養う。