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科目名 知的財産情報検索分析要論【MR】 
科目名(英字) Basic Study of Information for Intellectual Property 
ナンバリング MPCB09 
年次 1年次 
単位数
期間 前期 
担当者

三浦 武範(ミウラ タケノリ)

杉山 典正(スギヤマ ノリマサ)

山田 繁和(ヤマダ シゲカズ)

杉浦 淳(スギウラ ジュン)




授業のねら
い・概要
特許を中心とする知的財産情報データベースの活用について、主に特許情報プラットフォーム(J-PlatPat)を利用した実践的な演習を通して理解を深める。企業や弁理士事務所での業務やインターンシップにおいて求められる、基本的な特許調査の知識の獲得を目指し、自主的に応用的な活用へと発展できるレベルの知識を身に着ける。 
授業計画
テーマ 内容・方法等 予習/復習
第1回 ガイダンス・基礎事項  講義内容の概説、講義の進め方や受講心得について説明する。特許調査の目的、利用できるデータベース全般について説明する。  復習および講義で紹介した文献等の参照が必要。(1.5時間) 
第2回 特許文献の読解基礎  特許公報に記載されている事項を確認する。特に「書誌事項」「特許請求の範囲」「特許分類」について学習する。  テーマについて下調べをしておくこと。(1.5時間)
復習および講義で紹介した文献等の参照が必要。(2時間) 
第3回 経過記録と審判情報  J-PlatPatで公開されている経過情報と審判情報から、特許の審査、審判について読み取る。  テーマについて下調べをしておくこと。(2時間)
復習および講義で紹介した文献等の参照が必要。(2時間) 
第4回 特許調査とキーワードによる検索(1)  J-PlatPatの選択入力機能によるキーワードを用いた調査を演習形式で行う。キーワードの表記ゆれ、設定する項目などを中心に、演算子を活用する方法について学び、検索漏れを最小限にとどめた母集団取得を目標として作業を進める。  テーマについて下調べをしておくこと。(2時間)
復習および講義で紹介した文献等の参照が必要。(2時間) 
第5回 特許調査とキーワードによる検索(2)  J-PlatPatの機能である論理式入力を用いたキーワード検索を行う。特に近傍検索を含めた論理式の活用方法について解説し、検索アプローチによって選択・論理式を切り替えるノウハウを身につけてもらう。  テーマについて下調べをしておくこと。(2時間)
復習および講義で紹介した文献等の参照が必要。(2時間) 
第6回 特許分類を用いた検索式の作成(1)  J-PlatPatで分類(主にFI)を用いた検索を実施するための基礎知識を講義形式で行い、演習形式で分類の特定、検索式の作成、調査結果の検討を進める。  テーマについて下調べをしておくこと。(2時間)
復習および講義で紹介した文献等の参照が必要。(2時間) 
第7回 特許分類を用いた検索式の作成(2)  前回と同じ流れで、J-PlatPatによる分類(Fターム)を用いた検索を実施する。これに加え、分類による調査結果の分析アプローチについても触れる。  テーマについて下調べをしておくこと。(2時間)
復習および講義で紹介した文献等の参照が必要。(2時間) 
第8回 特許情報可視化演習(定量分析)  得られた特許情報について、件数データをまとめて可視化するノウハウについて講義する。様々な観点から可視化された結果より、考察を進める過程を例示する。この内容に伴い、可視化をサポートするソフトウェアについても解説する。  テーマについて下調べをしておくこと。(2時間)
復習および講義で紹介した文献等の参照が必要。(2時間) 
第9回 特許情報可視化演習(内容分析)  特許請求の範囲を対象に抽出したテキストデータをまとめ、分析に活用する手法について講義する。前回の内容も踏まえ、情報分析における考察において要求される思考法についても触れる。  テーマについて下調べをしておくこと。(3時間)
復習および講義で紹介した文献等の参照が必要。(3時間) 
第10回 特許調査報告書の作成  これまでの内容を踏まえ、簡易な検索報告書を作成し、自主課題に基づいた調査・可視化・考察の作業を経験する。ここで、報告書としての課題の設定、プレ調査、市場情報調査など、非特許情報も含めた調査の進め方についても解説する。  テーマについて下調べをしておくこと。(2時間)
復習および講義で紹介した文献等の参照が必要。(2時間) 
第11回 技術動向調査演習  教員から提示された特定技術分野の技術動向調査を実施する。
この調査では、主に特許分類を用いた調査によって結果を整理する。 
テーマについて下調べをしておくこと。(2時間)
復習および講義で紹介した文献等の参照が必要。(2時間) 
第12回 先行技術調査演習(1)  先行技術調査を目的として、設定された課題に基づき、発明の把握・検索式の作成・調査を行う。
学生主体で作業を進め、適宜教員が進捗をチェックし、適切な調査のためのアドバイスを行う。 
テーマについて下調べをしておくこと。(2時間)
復習および講義で紹介した文献等の参照が必要。(2時間) 
第13回 先行技術調査演習(2)  第12回と同じ流れで、別の技術分野を対象とした調査を教員指導の下で進める。
これを通じて、技術分野ごとの特徴を捉え、調査計画を立てるスキルを習得する。 
テーマについて下調べをしておくこと。(2時間)
復習および講義で紹介した文献等の参照が必要。(2時間) 
第14回 先行技術調査演習(3)  前回と同じく設定された事例の先行技術調査を行う。この回では、教員のサポートは最小限に留め、提示される解答と各人の調査結果を比較し、適宜質疑を受けることで、知識の整理を目指す。  テーマについて下調べをしておくこと。(2時間)
復習および講義で紹介した文献等の参照が必要。(2時間) 
第15回 総合演習、期末レポート準備  前期の総括として、調査課題(期末レポート)を課す。その準備として、各人で実現可能な調査計画を立ててもらい、進度に応じて、計画の指導、疑問点の解消、アドバイスなどを行う。  テーマについて下調べをしておくこと。(2時間)
復習および講義で紹介した文献等の参照が必要。(3時間) 
到達目標
(1)知的財産に関するデータベースの活用方法について理解し、目的に応じた調査・考察・報告ができる。
(2)自身の調査テーマに基づいて、適切なツールの選定、検索漏れを最小限とした検索式の構築ができる。
(3)調査結果に応じて、第三者にも理解しやすい可視化と報告事項の作成ができる。
(4)先行技術調査を効率的に進める知識・調査スキルを身につけている。 
評価方法
(1)を評価において60点の配点として、最低限の到達ラインとする。
その他(2)~(4)を40点の配点とし、総合で100点満点の評価を行う。
なお、評価においては、適宜課される課題の提出・内容を利用する。特に自主テーマによる最終課題は評価のウェイトを高くする。 
成績評価
基準
A:到達目標項目について、全てを総合して平均90%以上の達成度で実施できている。
B:到達目標項目について、全てを総合して平均80%以上90%未満の達成度で実施できている。
C:到達目標項目について、全てを総合して平均70%以上80%未満の達成度で実施できている。
D:到達目標項目についてミニマム・リクワイアメントを充たし、全てを総合して平均60%以上70%未満の達成度で実施できている。
F:上記以外 
教科書
参考書
書名 著者名 出版社名
1. 特許情報調査と検索テクニック入門  野崎 篤志  発明推進協会 
2. 特許情報分析とパテントマップ作成入門  野崎 篤志  発明推進協会 
3. 知的財産戦略  丸島 儀一  ダイヤモンド社 
4. 調べるチカラ  野崎 篤志  日本経済新聞出版社 
5. 技術者・研究者のための 特許検索データベース活用術  小島 浩嗣  秀和システム 
受講心得
本講義は録画形式メディア授業【MR】対応科目です。
オンラインデータベースの利用に適したノートPCを持参すること。
参考文献やウェブ上のリソースについては講義中に適宜紹介する。課題や演習で理解が不十分な箇所については授業内で補足・解説を行う。 
オフィス
アワー
水曜5限(三浦研究室・1号館10階)
火曜3限(山田研究室・1号館9階)
木曜2,4限(杉山研究室・1号館10階)
土曜3限(杉浦研究室・1号館9階) 
実践的教育
【実践的教育】特許その他産業財産権の審査審判実務・調査実務経験者等により、実践的な調査および分析の演習を行う。