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科目名 商標法特論【MR】 
科目名(英字) Advanced Study of Trademark Law 
ナンバリング MPCB04 
年次 1年次 
単位数
期間 後期 
担当者

尾茂 康雄(オモ ヤスオ)




授業のねら
い・概要
この授業は商標法の概要を理解していることを前提とし、裁判例を通じて商標法における主要な論点について考察することによって応用力の涵養を図ることを目的とする。授業は学生による裁判例についての発表とディスカッションから構成される。 
授業計画
テーマ 内容・方法等 予習/復習
第1回 識別力
(産地・販売地表示:3-1-3) 
ワイキキ事件
(昭和53年(行ツ)129号,
原審:昭和52年(行ケ)184号) 
予習:判決書(評釈含む)の事実、争点、判旨の確認(2時間)
復習:事実、争点、判旨(関連する論点)の整理(2時間) 
第2回 ①識別力
(産地・販売地表示:3-1-3)
+使用による識別力獲得(3-2)
②識別力(原材料表示:3-1-3) 
①GEORGIA事件
(昭和60年(行ツ)68号,
原審:昭和58年(行ケ)156号)
②FLAVAN事件
(平成17年(行ケ)10342号) 
予習:判決書(評釈含む)の事実、争点、判旨の確認(2時間)
復習:事実、争点、判旨(関連する論点)の整理(2時間) 
第3回 ①識別力
(産地・販売地表示:3-1-3)
②識別力(3-1-6) 
①HOKOTABAUM事件
(平成28年(行ケ)10109号)
②UVmini事件
(平成17年(行ケ)10651号) 
予習:判決書(評釈含む)の事実、争点、判旨の確認(2時間)
復習:事実、争点、判旨(関連する論点)の整理(2時間) 
第4回 ①使用による識別力の獲得
(文字商標)
②同上 
①あずきバー事件
(平成24年(行ケ)10285号)
②DB9事件
(平成19年(行ケ)10050号) 
予習:判決書(評釈含む)の事実、争点、判旨の確認(2時間)
復習:事実、争点、判旨(関連する論点)の整理(2時間) 
第5回 ①使用による識別力の獲得
(立体商標)
②同上 
①ヤクルト容器事件
(平成22年(行ケ)10169号)
②Yチェア事件
(平成22年(行ケ)10253、10321号) 
予習:判決書(評釈含む)の事実、争点、判旨の確認(2時間)
復習:事実、争点、判旨(関連する論点)の整理(2時間) 
第6回 ①商標の類否
(4-1-11)
②商標の類否
(4-1-11:取引の実情) 
①しょうざん事件
(昭和39年(行ツ)110号,
原審:昭和37年(行ナ)201号)
②保戸ヶ谷化学工業社標事件
(昭和47年(行ツ)33号,
原審:昭和45年(行ケ)101号) 
予習:判決書(評釈含む)の事実、争点、判旨の確認(2時間)
復習:事実、争点、判旨(関連する論点)の整理(2時間) 
第7回 ①商標の類否
(4-1-11:結合商標)
②同上 
①リラ宝塚事件
(昭和37年(オ)953号,
原審:民集17巻12号1629頁)
②SEIKO EYE事件
(平成3年(行ツ)103号,
原審:平成2年(行ケ)124号) 
予習:判決書(評釈含む)の事実、争点、判旨の確認(2時間)
復習:事実、争点、判旨(関連する論点)の整理(2時間) 
第8回 ①商標の類否
(4-1-11:結合商標)
②同上 
①つつみのおひなっこや事件
(平成19年(行ヒ)223号,
原審:平成18年(行ケ)第10532号)
②REEBOK ROYAL FLAG事件
(平成27年(行ケ)第10158号) 
予習:判決書(評釈含む)の事実、争点、判旨の確認(2時間)
復習:事実、争点、判旨(関連する論点)の整理(2時間) 
第9回 ①出所混同を生ずるおそれ
(4-1-15)
②同上 
①レールデュタン事件
(平成10年(行ヒ)第85号,
原審:平成9年(行ケ)第164号)
②パームスプリングスポロクラブ事件
(平成12年(行ヒ)172号,
原審:平成11年(行ケ)第253号) 
予習:判決書(評釈含む)の事実、争点、判旨の確認(2時間)
復習:事実、争点、判旨(関連する論点)の整理(2時間) 
第10回 ①出所混同を生ずるおそれ
(4-1-15)
②同上 
①レッドブル赤牛図形事件
(平成29(行ケ)10080号)
②GUZZILLA事件
(平成29年(行ケ)10214号) 
予習:判決書(評釈含む)の事実、争点、判旨の確認(2時間)
復習:事実、争点、判旨(関連する論点)の整理(2時間) 
第11回 ①パロディ商標
(4-1-15)
②周知商標と類似で不正の目的
(4-1-19) 
①フランク三浦事件
(平成27年(行ケ)10219号)
②ManhattanPortage事件
(平成14年(行ケ)514号) 
予習:判決書(評釈含む)の事実、争点、判旨の確認(2時間)
復習:事実、争点、判旨(関連する論点)の整理(2時間) 
第12回 ①公序良俗違反(4-1-7)
②同上 
①ドゥーセラム事件
(平成10年(行ケ)185号)
②CONMAR事件
(平成19年(行ケ)10391号) 
予習:判決書(評釈含む)の事実、争点、判旨の確認(2時間)
復習:事実、争点、判旨(関連する論点)の整理(2時間) 
第13回 ①商標権侵害
(商標的使用、リサイクル品)
②同上 
①For brother事件
(平成15年(ワ)第29488号)
②インクボトル事件
(平成15年(ネ)第899号) 
予習:判決書(評釈含む)の事実、争点、判旨の確認(2時間)
復習:事実、争点、判旨(関連する論点)の整理(2時間) 
第14回 ①商標権侵害
(除斥期間経過後の無効の抗弁等)
②並行輸入 
①エマックス事件
(民集71巻2巻221頁,
原審:平成26年(ネ)第791号)
②FRED・PERRY事件
(民集57巻2巻125頁,
原審:平成13年(ネ)第425号) 
予習:判決書(評釈含む)の事実、争点、判旨の確認(2時間)
復習:事実、争点、判旨(関連する論点)の整理(2時間) 
第15回 ①不使用取消審判
(商標的使用)
②不使用取消審判
(不使用についての正当な理由) 
①DALE CARNEGIE事件
(平成12年(行ケ)第109号)
②PAPA JOHN'S事件
(平成17年(行ケ)第10095号) 
予習:判決書(評釈含む)の事実、争点、判旨の確認(2時間)
復習:事実、争点、判旨(関連する論点)の整理(2時間) 
到達目標
(1)商標法の主要な条文についての解釈(特に最高裁の判例)について述べることができる
(2)判決書の読み方(特に裁判所の判断における、争点、事実認定、判断(当てはめ))を習得し、自分なりにまとめることができる。
(3)争点について自身の意見を論理的に説明することができる。 
評価方法
平常点50%、レポート50%
平常点は、出席の回数、発表の内容(完成度)、ディスカッションにおける発言の回数及び内容から総合的に評価する。 
成績評価
基準
到達目標(1)を達成できない場合、本単位を取得できない(欠格条件)。
A:到達目標(1)を達成し、到達目標(2)について、90%以上の達成度で達成している。
B:到達目標(1)を達成し、到達目標(2)について、80%以上90%未満の達成度で達成している。
C:到達目標(1)を達成し、到達目標(2)について、70%以上80%未満の達成度で達成している。
D:到達目標(1)を達成し、到達目標(2)について、60%以上70%未満の達成度で達成している。
F:上記以外 
教科書
書名 著者名 出版社名
1. 教員作成のレジュメを配布予定     
参考書
書名 著者名 出版社名
1. 商標・意匠・不正競争判例百選  中山信弘ほか編  有斐閣 
受講心得
裁判例についての発表を主体的に担当すること。
授業内での発表後、ディスカッションを行うので、ディスカッションには積極的に参加し、理解を深めること。
授業にて説明が不十分であった点、授業外での質問事項、課題レポートにおいて誤解の多かった点等については、コミュレポ上か授業内にてフィードバックを行う。 
オフィス
アワー
水曜日5時限(17:10~18:50)
この日時以外でも、質問は受け付けますが、不在の場合もあります。 
実践的教育
【実践的教育】商標審査及び審判の経験を持つ教員が、その経験を活かして商標裁判例の概要について講義する。